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岡山大学学術研究院医歯薬学域 放射線医学/岡山大学 放射線科

IVR Interventional Radiology

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腎がんに対するアブレーション治療

腎細胞がんの標準治療は外科的切除ですが、小径腎がんに対しては、皮膚から針を刺して腫瘍を死滅させるアブレーション治療も選択肢となります。腎がんに対するアブレーション治療の利点として、体への負担が少ないことや腎機能への影響が少ないことが挙げられます。当科では凍結療法とラジオ波焼灼療法を行っており、腫瘍の大きさや部位に応じて適切な治療法を選択しています。単腎(腎臓が1つしかない)の患者さんや、フォン・ヒッペル・リンドウ病など遺伝性の病気によって腎がんが多発する患者さんにも実施可能です。
当院では2012年から腎凍結療法を行っています。近年の実施件数は診療実績をご参照ください。

対象となる方

小径腎がん(概ね4cm以下の腎がん)が主な対象です。手術が困難な方や、手術を希望されない方、単腎の方、多発腎がんの方などに特に有用です。適応は泌尿器科と相談の上で判断しています。

治療内容

CTの台の上にうつぶせや横向きなどで寝ていただき、CT画像で位置を確認しながら専用の針を病変に刺していきます。必要に応じて複数の針を用います。凍結療法では冷却により、ラジオ波焼灼療法では熱で腫瘍を死滅させます。
治療は基本的に局所麻酔で行いますが、必要に応じて硬膜外麻酔や全身麻酔で行うこともあります。治療時間は腫瘍の大きさなどによりますが、2〜3時間程度が目安です。
なお、腫瘍を画像で確認しやすくし、十分な治療効果を得るために、アブレーション治療の前日にカテーテル治療(腎動脈塞栓術)を行うことがあります。

治療後の経過

治療後は軽度の発熱や血尿を生じることがありますが、順調であれば治療後3日程度で退院可能です。退院後は、定期的にCTや採血などのフォローアップを行います。

症例画像

治療前

治療前

治療中

治療中

治療後

治療後

右腎臓の摘出後の患者さんで、左腎臓にがんができています。治療中では腫瘍が黒い部分で覆われており(赤い印で囲まれた範囲)、氷ができているのがわかります。治療後では腫瘍が壊死しているのがわかります。

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